
日本国内には既に総世帯数である約5100万世帯よりも多くの住宅が供給されています。空き家となり「買い手・借り手待ち」となっている物件はストック住宅と呼ばれております。その数は政府統計調べで7,987,600戸、実に約800万戸は居住されていない状態なのです。
この膨大なストック住宅から言えば「量」的な面では住宅は供給しすぎて余っているという状態であり、次に求められる住宅の在り方として「質」となるでしょう。単に地震に強かったり、ハイグレードな住宅設備を備えているというだけでなく…、二世帯住宅やバリアフリー化、太陽光といった新しいエネルギーの獲得、社会情勢や趣向に沿った間取りや仕組みなど多方面に広がるでしょう。例えば電気自動車が普及すれば車庫の仕様を大きく変える事が出来たり、一般家庭へ給電される仕組みも変化してくるかもしれません。
逆に新築住宅を既に買った方は、よりハイレベルな住空間を提供できる用意がなければ買い手や借り手が付かず売れ残りの800万戸に入るというリスクを抱える可能性が高くなります。住宅再生…リノベーションを担うパートナー企業を是非探しておきましょう!
買い手も借り手も付かない空き家状態の住宅…ストック住宅が800万戸という日本の住宅事情をそのままにしておく訳にもいかないでしょうから、建設業界や政府の動きとしても新築供給から住宅再生を行ってリノベーション済み物件販売・賃貸にシフトしていく…と見られています。空き家となっている住宅は手入れがされない為に傷みやすく景観や治安悪化にも繋がる上、賃貸物件経営者にとっては値下げ要因にもなってくるでしょう(どれも似たような仕様の住宅があるほど)。
単に住宅在庫のダブつき解消だけでなく、日本には新しい耐震基準(一般的には1981年前後がその境界線)を満たしていない家屋も数多く存在しており、こちらは1000万戸以上(少なくとも6戸に1戸の割合)とも言われており、都市計画の練り直す為にも老朽化した住宅の耐震化や建て替えレベルの工事を優遇する措置が取られていくのではないでしょうか。